卓球のイラスト「ラケットとボール」 長年、『笑点』のメンバー(1983年~)として、独特の持ち味で人気を博している落語家・三遊亭小遊三。山梨県大月市出身を売りにしていますが、実は、神奈川県横浜市生まれ、山梨で育ったと言います。高校・大学と卓球部に所属して熱心に活動しており、卓球好きとしてもよく知られていますが、猫好きでもあります。

 2020年2月11日(当時72歳)、小遊三が愛猫を庭に出してリードを付けて散歩させていたところ、そのリードを誤って足で踏んづけてしまいました。急に首を、強くリードで引っ張られる形となったため、猫が驚いてパッと飛び上がったのです。そのままリードを踏み続けていると、猫の首が締まってしまうので、急ぎ足を踏み変えたのですが、そこに窪みがあり、足を「グリッ!」と捻って痛めてしまったようです。幸い、転倒することはなかったのですが、右足第5中足骨基部骨折をきたしてギプス固定となったのです。この骨折は、下駄を履いている時に、足を捻って起こすことが多いので、「下駄骨折」とも呼ばれ、非常に多い骨折です。「下駄を履いて足を捻ったら、足の甲の小指の付け根が痛くて腫れている」と言ったら、まずこの骨折であると考えてよいでしょう。

 

 下駄骨折は足の骨折ですが、通常は手術することなく、ギプス固定で治ることが多いので、小遊三もギプス姿で『笑点』に登場し、大喜利コーナーでは6枚積み上げた座布団に、正座ではなく、腰掛けるように着席していました。

 

猫の看護師のキャラクター 元々は、可愛がっている家族の一員でもある猫を守るために痛めてしまった足ですが、そのまま転んで頭を地面に打ち付けるような大ケガに至ることがなくて「良かったニャ~!」。

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