- 著作を語る
- 2026.05.21
<武藤所長 著作を語る>
第85作『イラストと写真でわかる武道のスポーツ医学~剣道~』 ベースボールマガジン社, 2017年

・監修:武藤芳照
・編集:山下敏彦、田中康仁
・発行:ベースボールマガジン社
・仕様:B5判、224p
・発刊:2017年2月28日
・ISBN:978-4583109800
本シリーズ第1弾の柔道(著作81)に続く第2弾。中学校の現場の授業で、柔道に次いで多く取り上げられている武道の種目である。企画段階で、全日本剣道連盟本部(都内千代田区九段南)を訪問し、同連盟の普及委員会学校教育部会委員長百鬼史訓氏と面談の上、本書の剣道指導に関わる項目と担当執筆者についての相談を丁寧に行ったことが、本書の質を高め、より実践的な内容に仕上げられた大きな要因だった。
また、当時、日体大総合研究所所長・同保健医療学部教授を務めていたことから、同大の剣道家の教員や全国の剣道家の医師らの情報が集めやすかったのは幸いであった。
下記の目次構成で制作されたが、特に第4章の「危険な技・禁止事項」〇と×の部分には、わかりやすくかつ良い技・指導はどうあるべきかを具体的に例示するように努め、学校現場で危険な誤った技・技術で重篤な外傷・事故が発生するのを予防したいという願いを込めた。
第1章 中学校での武道必修化に伴う安全管理
第2章 剣道の競技特性と指導・教育の基本
第3章 剣道に伴う外傷・障害の特徴と予防のポイント
第4章 中学校剣道における禁止事項
第5章 中学校剣道指導の安全対策
第6章 判例から見る中学校剣道部活動中の事故の特徴と予防への課題
竹刀の振りかぶり方
正しくは剣先を頭上にまで振りかぶるのに対して、後方下まで振りかぶるのは間違いであり、密集していれば近くの他の生徒に竹刀が当たり事故を招きます。
(本書P12より引用し編集)
執筆者:武藤芳照
(東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士)
詳しいプロフィール