Ｄｒ.ムトーのショート・コラム

#24『陶芸と刀匠の達人同士の語らい』

　長野県東御市とは、旧北御牧村の時代からの長いお付き合いが続いている。その地に住む刀匠の宮入法廣さん（無鑑査刀匠、正宗賞受賞者、長野県無形文化財保持者）のさらなる発展を願って、協力をという田丸基廣前副市長（身体教育医学研究所代表理事）からの要請により、 12月6日（土）に特別文化対談を企画し、コーディネーターを務めた。

　文化庁の後援を得て、関西のスチール会社の（株）共英製鋼の協賛をいただいた。対談の相手は、旧知の福岡県東峰村に住む陶芸家（無形文化財保持者、小石原(こいしわら)焼(やき)・人間国宝）の福島善三さんだ。北御牧中学校の音楽ホール（とても立派な本格的な音楽施設）に約120名の聴衆を集めての中身の濃い対談となった。

宮入さん（右）の鍛錬場を福島さん（左）が訪ねた。達人同士の熱い会話が交わされた。

　陶芸と作刀という異なる分野であるが、芸術作家という共通性から、前日の初顔合わせの時より意気投合し、まさしく達人同士のさまざまな語らいは、とても楽しいひと時だった
コーディネーターとして、約１時間の対談のまとめを作成し、記録に残すと共に、お二人の今後の発展に結びつけばと願った。

＜コーディネーターまとめ＞

執筆者：武藤芳照
（東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士）
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