2025.06.17
- 著作を語る
- 2025.06.17
<武藤所長 著作を語る>
第74作『転倒予防いろはかるた』日本看護協会出版会、2012年
・企画・監修:転倒予防医学研究会(世話人代表:武藤芳照)
・イラスト:久保谷智子
・発行:日本看護協会出版会
・サイズ:AB版、296頁
・発刊:2012年10月10日「転倒予防の日」
・ISBN:978-4-8180-1687-3
転倒予防で大切な事柄を、やさしく面白く学ぶために、転倒予防医学研究会では、「転倒予防かるた」を2008年に制作しました。毎日新聞社のご支援・ご協力も得て、全国公募したところ、1272もの句が集まりました。中には、お一人で48句すべてを作った方もあり、川柳の人気ぶりを改めて認識できました。
こうして集めた句から選び出したものに、新たな句も加えて、「いろは48句」は決まりました。さらに、かるたの詠み札の裏側に、それぞれの句の意味することや句を補足する内容の「転倒予防のポイント」を設けて、具体的な転倒予防の工夫や日常生活上の注意点、転ばない歩き方や日常の手軽な訓練法などを記載してあります。
転倒予防医学研究会の研究集会に特別公演で登壇していただいた永六輔さん、水谷八重子さん、阿木耀子さんからは、推薦の言葉をいただき、付録に掲載しました。
制作当初は、エーザイ株式会社の協賛で、教育啓発資材として無償で全国に提供していましたが、この書籍の刊行により、全国に本屋を通して、購入できることになりました。
江戸期から庶民の遊びとして普及している「かるた」の形の遊び、読む・取る・新たな句を作る、塗り絵をするなど、様々な遊びを楽しむことで、転倒予防への効果が期待されるのです。
執筆者:武藤芳照
(東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士)
詳しいプロフィール
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