Dr.ムトーのショート・コラム

 

 

♯02『舞台医学会 誕生」

 「スポーツにケガはつきもの」と言われるように、スポーツに伴う外傷・障害・病気・事故への医学的対応を行うスポーツ医学が、ようやく社会に定着してきました。
 一方、舞台芸術に携わるバレリーナ、音楽家、俳優たちといった身体表現者にもケガ・故障はつきものです。しかし、これまで医学的対応が組織立って行われることはありませんでした。

 2023年10月10日(火)に(この日は「オペラ王」ヴェルディの誕生日)、一般社団法人 日本舞台医学会(代表理事/田中康仁・奈良医大整形外科学教授、武藤所長は監事に就任)が発足し、設立登記がなされました。これまで、札幌医大、東京医大と共に三大学が積み上げてきた、日本舞台医学研究会を基盤にしてつくられた学会です。

 2024年6月15日(土)には、本格的な学術集会が札幌医大(会長:寺本篤史教授)で開催されます。舞台医学Stage Medicineの幕開けです!

 


執筆者:武藤芳照
(東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士)
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