- 著作を語る
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<武藤所長 著作を語る>
第78作『「転ばぬ体操」で100歳まで動ける』主婦の友社、2014年

・監修:武藤芳照
・指導:上内哲男
・発行:主婦の友社
・サイズ:A4変 ・ 68ページ
・発刊:2014年9月2日
・ISBN:9784072972823
「この本では、転倒予防のための基本となる運動プログラムをご紹介。題して『転ばぬ体操』です。一つひとつの運動をゆっくり覚えて身につけて、それを長く続け、体を動かす習慣を手に入れましょう。そうすればいつまでも『動く体』、『動ける体』を保てますし、『転びにくい体』に変えられるのです」と、「はじめに」に本書の趣旨を冒頭で明示している。
本論に入る前に、女優の松金よね子さんとの対談で、いろいろな転倒しやすい場面での演技などの貴重なお話をうかがい、「だがら俳優は、ころばない体づくりが必須」と語っていただいた。
目次構成は、下記の通り。
- 自分の体を知る
- きちんと立つしっかり歩く
- 実践!転ばぬ体操
- 転ばぬ先の知恵のつけ方
実際の体の動き(立つ、歩く、ストレッチング、筋力増強運動、足指じゃんけん、杖の使い方など)を多くの写真とイラストで示し、わかりやすい説明文も付して、実際に無理なく継続できるようにとの編集の工夫が随所に凝らされており、さすが主婦の視点に立った制作体制と感心した楽しい本作りであった。
最後には、「まとめの五か条」を記した。
- 年を重ねるにつれ、体は変化するもの
- 転倒は原因ではなく、結果です
- 普段の暮らしで自然なトレーニング
- 無理なく楽しく続けられる運動を
- 転んでも大丈夫な心と体を持とう
執筆者:武藤芳照
(東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士)
詳しいプロフィール
参考:本書までに出版した「転倒予防」関連書籍に関するコラム
第46作『転倒予防教室 ―転倒予防への医学的対応―(改訂第2版)』
第71作『認知症者の転倒予防とリスクマネジメント―病院・施設・在宅でのケアー』
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