- 著作を語る
- 2025.09.30
<武藤所長 著作を語る>
第77作『いくつになっても転ばない5つの習慣』青春出版社、2013年
・著者:武藤芳照
・発行:青春出版社
・サイズ:4-6判ソフトカバー・192p
・発刊:2013年10月15日
・ISBN:978-4413039017
東大本部の理事・副学長として多忙な日々を送っていた時期の平成24(2012)年10月に、青春出版社グループより、丁寧な書簡で転倒予防に関する書籍の企画の申し出を頂戴した。
少しばかり時間をいただいて、じっくり取り組み、2013年4月に日本体育大学に職場を移ってから、本格的な執筆・構成を手掛け、その年の秋、自身の誕生日に無事発刊できたのが本書である。
冒頭に、「本書は、このような方々に捧げます。」と記した。
□ 最近、よくつまづく
□ 将来、寝たきりになるのが不安だ。
□ そろそろ健康が気になりだしてきた。
□ 1年に2回以上転んだことがある。
□ 「年寄りに転倒は命とり」と思い込んでいる。
―自分も家族も、元気に楽しく生きていくために
目次・構成は、次のように整えた。
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プロローグ:使わなければダメになる
第1章:転ぶのはなぜ怖いのか~知るが予防の第1歩~
第2章:あなたのからだの転倒危険度をチェック!
~11のポイントで「転びやすい人」がわかる~
第3章:将来転ばないための5つの生活習慣
~できることから始めてみよう~
1. 頑張らない運動で、からだを動かそう
2. 散歩に日光をプラスしよう
3. 無理なく楽しくエクササイズを続けよう
4. 足の裏の感性を磨こう
5. もっと、こまめに水を飲もう
第4章:転倒予防に役立つ最新グッズ10
~頼りきらずに、上手に使う~
第5章:人生で転ばないために
~いくつになっても元気な人の気構え・心構え~
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担当の編集者のお二人、手島智子さんと武田友美さんが、仕事ができることに加えて、とても明るく元気で面白く、この書籍の制作を契機に、私やリハ総研のスタッフとも良い交流が、今も続いているのは、ありがたいことだと思う。
執筆者:武藤芳照
(東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士)
詳しいプロフィール
参考:本書までに出版した「転倒予防」関連書籍に関するコラム
第46作『転倒予防教室 ―転倒予防への医学的対応―(改訂第2版)』
第71作『認知症者の転倒予防とリスクマネジメント―病院・施設・在宅でのケアー』