2024.10.03
- Dr.ムトーのショート・コラム
- 2024.01.17
Dr.ムトーのショート・コラム
♯03『あめあめふれふれ』
「雨の降る日は天気が悪い」、と誰かが言った。確かに、朝目覚めた時に空を見て、雨が降っていると、自然に気分がどんよりするものだ。なんとなくからだの不調が強くなったり、関節などの痛みが増したりする気がすることもある。
「気象病」と言って、気象の変化による気圧、温度、湿度などがからだに影響するのだろう。
童謡・唱歌の『あめふり』(北原白秋作詞、中山普平作曲)を、雨降りの日に歌うと、何となく元気が出る。「あめあめふれふれ母さんが、・・・・・。ピッチピッチちゃっぷちゃっぷランランラン」。
(楽譜はWikipediaより引用)
それと同じ歌詞が演歌の名曲にある。先般73歳で亡くなった八代亜紀の歌った『雨の慕情』(阿久 悠作詞、浜 圭介作曲)だ。「雨々ふれふれもっとふれ・・・」。
八代亜紀『雨の慕情』(TEICHIKU RECORDSオフィシャルyoutubeより)
八代が手のひらを上にした振り付けで歌うと、「ピッチピッチちゃぷちゃぷ」と同じように、元気が生まれるように感じる人が多かったのだろう。時代を彩どった歌手であり、時代を超えて歌い継がれる名曲だろう。
執筆者:武藤芳照
(東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士)
詳しいプロフィール
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