2025.05.20
- 著作を語る
- 2025.05.20
<武藤所長 著作を語る>
第73作『運動療法ガイド(改訂第5版)』日本医事新報社、2012年
・監修:武藤芳照
・編集:野崎大地、小松泰喜
・発行:日本医事新報社
・サイズ:AB版、296頁
・発刊:2012年5月31日
・ISBN:9784784960149
1990年に第1版が発刊されたシリーズで、それまで武藤は「編著」を担当していたものが、「監修」の立場に変わった版である。丁度、2011年3月末で、東京大学教育学部を退職して、新たに東京大学理事・副学長・政策ビジョン研究センター教授として務めていた時期と重なり、大学の管理運営で多忙につき(東日本大震災の支援ボランティア担当等)、出版社の担当者も配慮していだき、編集には教育学部の野崎教授を中心として、当時研究室のスタッフとして在籍していた小松教授とが連携して、制作を進めていただいた書である。
運動療法の基礎知識、メディカルチェックの理論と実際、各種疾患・障害に対する運動療法・運動処方に実践等が、各専門家により下記の内容で具体的に解説されている。
Ⅰ. 運動療法に不可欠な基礎的知識
Ⅱ. 運動療法の実践―疾患別運動療法
・小児疾患の運動療法
・癌患者の運動療法
・運動器疾患の運動療法
・呼吸・循環器、内部障害の運動療法
・脳血管・神経疾患の運動療法
Ⅲ. 運動療法のための安全管理
巻末資料 1.ストレッチングの種類
2. テーピングの実際
従前のシリーズの書籍のサイズ(B5版)と違ったやや大きめの変形サイズ(AB版)で、面白い表紙デザインと配色で良く目立ち、リハビリテーション医、整形外科医、スポーツ医、理学療法士をはじめとする運動療法の現場に従事する専門家らに親しく読まれた。
執筆者:武藤芳照
(東京健康リハビリテーション総合研究所 所長 / 東京大学名誉教授 / 医学博士)
詳しいプロフィール
著作を語る Archive
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