<武藤所長 著作を語る>

第55作『患者指導のための水と健康ハンドブック -科学的な飲水から水中運動まで日本医事新報社 2006年

・監修 水と健康医学研究会
・編者 武藤芳照(東京大学大学院身体教育学講座教授)
太田(福島)美穂(札幌市発達医療センター課長)
田澤俊明(新都心たざわクリニック院長)
永島正紀(聖徳大学人文学部教授)
・発行:日本医事新報社
・発刊:2006年3月30日
・サイズ:B5判 / 228P
・ISBN:4-7849-4266-1

 

 

 本書は、1987(昭和62)年に発刊した『水泳医学百科』日本水泳連盟科学技術委員会編、南江堂)の第2弾的な位置づけで、水と健康にかかわる医事について編集・構成したものである。

 本書の企画・構成に当たっては、1998(平成10)年6月に発足した「水と健康医学研究会」での特別講演や一般研究発表を骨子とするとともに、研究会のメンバーを中心として、54名の医師・理学療法士、薬剤師、研究者、行政官らに専門的な立場から執筆していただいた。監修の立場の水と健康医学研究会としては、各分野・領域でのせせらぎのような個々の小さな活動の流れが少しずつ集められ、このような形で一つの大きな流れにまとめられる役割を果たすことができたと思う。

〔目次・構成〕 


Ⅰ 水の医学的特性  :Q1~Q3

Ⅱ 飲水と健康    :Q4~Q17

Ⅲ 水治療法および水中運動や水泳と健康  :Q18~Q45

コラム 12個


 「ヒトの健康を守るために、水がきわめて重要であるとともに、地球の健康を守るためにも、水は大きな影響力を有しています。地球上の水の体系を保持し、整備することは、生物の生命の体系を守ることにつながるはずです。医学にかかわる者は、そうしたことにも目配りすることが求められているように思います。」(「序」より引用)。

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