2024.09.25
- 著作を語る
- 2023.06.22
<武藤所長 著作を語る>
第54作『運動療法ガイド -正しい運動処方を求めて-』(第4版)日本医事新報社 2006年
・編著:井上 一、武藤芳照、福田 濶
・発行:日本医事新報社
・発刊:2006年8月
・サイズ:B5判 / 559P
・ISBN:4784960139
本書は、1990(平成2)年に初版、1994(平成6)年に第2版、2000(平成12)年に第3版が刊行されたのに続いて、6年ぶりに企画・発刊された。
「6年余りの間に、医学・医療の現場では、いくつもの大きな変化が起きている。介護保険制度の導入とその改正による予防重視の定着、診療報酬制度の改訂、各種疾患の診断基準・ガイドラインの作成・公表、運動療法の臨床研究の蓄積と分析、EBMの考え方の普及、新たな医薬品の開発等である。本書の改訂に当たっては、そうした最近の動向を踏まえつつ、新たな情報と論理等を組み入れるとともに、データの更新等の作業を行い、各項目の質的・量的充実を図った。また貧血やテーピング等の項を増やして、より安全で効果的な運動実践のための工夫を図ったものである。」(第4班 序より)
目次・構成は、下記のように前版と同様であるが、各章には新たな項目と内容が加えられている。
Ⅰ 運動療法に必要な基礎知識
Ⅱ メディカルチェックの理論と実際
Ⅲ 各種疾患・障害に対する運動療法・運動処方の実践
Ⅳ 運動療法・運動処方のための安全管理
Ⅴ 基本運動指導内容・方法と注意点
執筆者は、合計79名に及び、各科臨床医、理学療法士、身体教育学研究者・実践者、弁護士、消防庁職員等、多岐にわたっている。
なお、「35.認知症(痴呆)」の項を執筆いただいた池島多輝子医師が、本書発刊を前に急逝されたのは、無念の極みであり、心より哀悼の意を表すると共に、本書制作にご協力いただいたことに改めて感謝申し上げる。
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