2024.09.25
- 著作を語る
- 2022.01.11
<武藤所長 著作を語る>
#33『変形性脊椎症の運動・生活ガイド -運動療法と日常生活動作の手引き-』日本医事新報社 1998年
・編集:菊地臣一、武藤芳照、伊藤晴夫
・発行:日本医事新報社
・発刊:1998年
・サイズ:B5判・87P
・ISBN : 978-4784961009
本書は、厚生省長寿科学総合研究事業・変形性膝関節症及び変形性脊椎症の疫学、予防、治療に関する研究(主任研究者/福岡大学医学部整形外科教授 緒方公介)の全国規模の共同研究の一環として企画されました。変形性脊椎症の患者さんに対しての正しくかつ有効な運動療法と日常生活動作が実践されるように、整形外科医を中心として、理学療法士、管理栄養士、身体教育学の研究者らが協力して作成したもので、『変形性膝関節症の運動生活ガイド』(♯30)に続く、このシリーズの第2弾に当たります。
変形性脊椎症の診断・治療・リハビリテーション、日常生活、労働作業上の注意など、合計36の質問に対して回答・解説をする形式でまとめられ、患者さんにとって大切で有益な医学情報をイラストや写真を多用してわかりやすく示しています。
21名の執筆者と3名の執筆協力者(運動指導者、モデルも含む)が連携協力をして制作しました。
緒方公介氏は、前任の班長であった杉岡洋一元九州大学整形外科学教授が同大学総長に就任されたことにより、杉岡先生の後任の班長になられ、この研究班を統括されるようになりました。ただ、その後病に倒れられ、52歳という若さで逝去されたのは実に残念でした。
その一方で、故人となられた杉岡先生、緒方先生の業績の一つとして、本シリーズ書籍が世に出て残されたことは、大変意義深いことであると改めて思います。
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