<武藤所長 著作を語る>

#17『女性のスポーツ事典』三省堂, 1989

・発刊:1989年1月31日
・編:武藤芳照
・発行:三省堂
・サイズ:四六判
・ページ数:238頁
・ISBN-13 :978-4385156347

 

 

 

 

ボルダリングのイラスト(女性) 今やテニス、ゴルフ、水泳、サッカー、スポーツ・クライミング(ボルダリング)、パラリンピックなどをはじめ、スポーツ界における女性の活躍には目を見はるものがある。

 しかし本書が発刊された約30年前には、女性のスポーツの状況は、まだまだ普及・発展途上であったように思う。

の章立てで、「五十音順目次」も組み入れて、用語から必要な解説を見ることができるように「事典」の構成がなされている。

 武藤が全体の編集を行い、体育・スポーツ科学の立場から青木高 氏、深代泰子 氏、定本朋子 氏が、医師の立場から佐野忠弘 氏、伊東三吾 氏、松本高明 氏に共同執筆者として参画していただいた。

 「小学生の女の子も、女子大生も、OLも、主婦も、おばあちゃんも、少しからだに障害のある女性も、もちろん競技選手も、それぞれの目的にあうように、正しく、確実な方法で、長くスポーツを楽しんでいただきたい。…(中略)…。スポーツ心で読まれる事典として愛用されれば幸い」と『はじめに』で記したが、今振り返って一覧してみると、編集・構成・文章そのものも、38歳当時(1989年1月31日発刊)のまだまだ若い助教授時代の著作であったように思う。

著作を語る Archive