2024.09.25
- 著作を語る
- 2021.05.19
<武藤所長 著作を語る>
#13 『水泳医学百科』南江堂, 1987
・1987年12月1日発刊
・監修:日本水泳連盟
・編集:日本水泳連盟科学技術委員会
・発行:南江堂
・サイズ / ページ数:B5判 / 201p
・ISBN-13 : 978-4524225972
中央競技団体の一つである財団法人日本水泳連盟(古橋廣之進会長)の常置委員会の一つの科学技術委員会(宮下充正理事・委員長。後年、医事委員会と科学委員会に独立して発展)は、水泳の医・科学研究の推進と研究成果の現場への還元を図る使命を担って、スポーツ科学、スポーツ医学の専門家を委員として活動していた。その主要な事業が、1977年より始められ、それ以後、定期的にほぼ毎年、11月に開催していた、下記の「水泳医・科学シンポジウム」(当初は「水泳科学シンポジウム」)であった。
第1回(1977年) | 「最近の水泳科学の動向」 |
第2回(1979年) | 「治療・予防の手段としての水泳」 |
第3回(1981年) | 「心身障害児水泳の理論と実際」 |
第4回(1982年) | 「Ⅰ.競泳の高地トレーニング」 「Ⅱ.ハイポキシックトレーニング」 |
第5回(1983年) | 「Ⅰ.水泳に関する施設・機器」 「Ⅱ.水泳の医学的応用(水泳療法)」 |
第6回(1984年) | 「Ⅰ.中高年者の水泳―マスターズ水泳を科学する―」 「Ⅱ.ロサンゼルス・オリンピック」 |
第7回(1985年) | 「Ⅰ.水泳の医事管理」 「Ⅱ.女性と水泳」 「Ⅲ.水泳の心理学」 |
第8回(1986年) | 「Ⅰ.水泳科学の動向」 「Ⅱ.水泳に伴う障害」 「Ⅲ.子どもと水泳」 |
武藤は、第1回、第2回(当時、名古屋大学医学部整形外科学教室の大学院学生)に発表者の一人として参画し、第3回(1980年より上京、1981年より東京大学教育学部助教授)よりは、企画・運営を担当する立場となって深く関わってきた。当時東京大学教育学部大学院学生であった高本美和子さん(東大水泳部出身、現・日本転倒予防学会 甲斐美和子事務局長)と二人三脚で、多くのスタッフと共に準備作業と当日の運営に当たった。
本書は、8回のシンポジウムの発表内容を基盤にして書籍としての企画・構成を図り、組み立て直して編集・制作したものである。
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