<武藤所長 著作を語る>

#02『水泳の医学』ブックハウスHD 1982年6月30日

●B5判 182 頁 並製 ●本体2400円

★全国学校図書館協議会選定図書

★日本図書館協会選定図書

 

 

 

 

 

 

 

 1980年3月、名古屋大学大学院を修了し、医学博士の学位を取得し、家族と共に上京して、4月1日より旧東京厚生年金病院(現JCHO東京新宿メディカルセンター)の整形外科医長として務め始めた。

 そして、同年7月より月刊誌『トレーニング・ジャーナル』で連載「水泳の医学」の執筆が始まった。第1回の原稿「水泳の医学的特性」は、7月下旬の早朝、同病院の外科系当直室で執筆した。以来19回(1980年9月号〜1982年5月号)の連載を終え、これに2・3のトピックを加筆して完成したのが本書である。

 名編集者として名を馳せた故清家輝文氏(2019年12月9日逝去, 68才)と豊かな筆致のイラストレーター桐井聖司氏の支援・協力により、本格的な学術・教育図書として上梓できた。学生時代に本書を読んで、水泳の医学に興味を持ち、東京大学教育学部を卒業後、東京医科歯科大学に入り直し、循環器の専門医となり、スポーツ医学の分野でも活躍している現・都立墨東病院副院長 鈴木紅氏他、多くの後進に刺激を与えることができたのは誠に嬉しいエピソードであった。

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